<ぶらり石山寺>
石山寺は滋賀県大津市にある 東寺真言宗の寺院です。
琵琶湖の南に位置しており、 国の天然記念物・珪灰石の巨大な岩盤の上に
本堂が置かれていることから「石山寺」という名前になったと言われています。
このお寺が有名な理由の一つが平安時代を代表する作家・紫式部にあります。
紫式部が石山詣で石山寺を訪れた時、作品の着想を得たことから、
紫式部ゆかりの寺として知られるようになりました。
石山寺は平安時代から多くの人々に愛され、色々な作品の中にも登場します。
「枕草子」や「更級日記」・「蜻蛉日記」などにも登場することから、
平安時代より多くの人に愛されてきたことがうかがえます。
※寺は石山 仏は如意輪
ご本尊でもある秘仏 如意輪観世音菩薩(重文)が、33年ぶりにご開帳されました。!
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東大門 |
建久元年(1190年)に
源頼朝の寄進により建てられたとされ、
その後、慶長年間に大修理が行われています。
「東大門」は 古寺にふさわしい堂々とした造りであり
重要文化財に指定さ れています。

本堂 |

硅灰石 |
硅灰石は、
石灰岩が地中から突出した花崗岩と接触し、
その熱作用のために変質したもの
「石山」という名称はこの硅灰石に由来しています。

多宝塔 |

源氏の間 |
「源氏の間」は、
かつて紫式部がその窓から
十五夜の月を眺めたときに、
霊感をうけ源氏物語の構想を得たと伝えられます。

紫式部の像 |

経蔵(安産の腰掛け石) |
16世紀ごろに建立された高床の校倉で、
かつては重要な経典や聖教類など
が収蔵されていました。
県下で最古の校倉造です。
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